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ネコの病気

 冬休みに入った末ッ子が、「ネコのお尻の毛が抜けて、腫れている感じ。」と言い出した。「なんか、ひどい病気だとたいへんだ。」と、獣医学部の次男に患部の写真を送った。「肛門嚢炎じゃないか?」と返事が来たと言う。
 「たぶんそうかもしれないけど、とにかく病院に連れて行く。」と、末ッ子は自分が登校で使っているバッグにネコを詰め込んで、動物病院に出かけた。

 結論から言うと、やはり「肛門嚢炎」だったそうで、膿を出し、注射を打って、薬をいただいて帰ってきた。末ッ子は、次男の仕込みよく、あごを持って口を開かせ首尾よく錠剤を与えて、かいがいしく看病(?)している。

 動物病院の先生からは、「今度膿がたまったら、自分で出してやれ、と兄ちゃんに言っておけ。」とのお言葉をいただいたそうな。

 そうなんである。次男は自分の(写真を見ただけの)見立てが当たっていてたいそう喜んだらしいが、見立てても直してくれないなら、役に立ったとは言えない。動物病院の診察料は保険がないだけに、人間が風邪を引いて病院に行くよりもはるかにお高い。せめて、自分ちのネコくらい(しかも、血統書はおろか、野良を拾ってきた雑種)、早く自分で直してもらいたいものである。と、授業料をひねり出している親は思うのであった。
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チャコが死にました

 夜中の1時半、私が何事もなく、もう寝ようと思って布団に入った。うとうとしたとき、何だかアーンアーンとネコの鳴き声。またオスのアルトがメスのチャコともめているのかと思っていたら、末っ子が「お母さん、チャコがおかしいよ。」と言いに来た。慌てて行ってみたら、飲み水の器をひっくり返して下半身を濡らしている。下半身が全く動かない。急いで拭いてやって、鳴き続けるチャコを抱こうとしたら、したたか噛み付かれた。
 歩けない、立てない状態なので、トイレもできないからベッドに連れて行けない。なので、廊下に毛布などを敷き、そこに寝かせた。何かあるとたいへんだからと、末っ子が横に転がって、朝まで付き合った。終始鳴き声を上げるが、動くことはできない。

 9時にかかりつけの動物病院が開くのを待って、飛び込んだ。長男が仕事に行く前に見立てた通り、やはり心臓がやられて、血栓ができて下半身は血が通わない状態だという。典型的な心臓肥大、心筋梗塞の症状である。とにかく血栓を溶かす点滴をしていただきながら、様子をみた。
 一応獣医学生の次男もかけつけて、心電図を取るのを手伝ったりした。下半身は麻痺しているものの、皮膚が紫になるほどではないし、レントゲンで見ると心臓は肥大しているけれど肺水腫にはなっていないということで、最初先生は五分五分とおっしゃっていた。

 が、午後になって急激に状態が悪化し、肺にも水がたまったようで、うす赤い水を吐き出して、3時過ぎに死んでしまった。ダンナと私が仕事中だったので、子どもたちは終わってから話そうと思っていたらしいが、私が空き時間に「どうなった?」と問いつめたので、末っ子が白状した。
 
 仕事が終わってから、病院に行って支払いをすませた。先生は「レントゲンの心臓のカタチから見ても、たぶん先天的なものだ。残ったネコの飼い主に心臓病の疑いを話したほうがいいと思う。」とおっしゃった。
 
 5年前に末っ子が段ボールを拾って来たとき、4匹の子ネコが入っていた。みんなに「ばか!」とどなられながら泣きじゃくり、もとあったところに捨ててこいとダンナに言われたが、エレベーターの中で、動物好きのおばさんに「もう一度お父さんにお願いしたら。」と諭され、つれて帰って来た。2匹はもらい手がつき、チイとチャコの2匹をうちで飼っていたが、3年前にチイが突然体調を崩し、1日で死んだ。やはり肺水腫で、本当にあっという間に死んでしまった。
 茨城にもらわれていったネコは大震災の日に帰ってこなかったそうで、残っているのはダンナの元お弟子さんが引き取ってくださった1匹のみ。とりあえず、電話で顛末を話した。
 
 チャコは病院のお姉さんにいただいた花束と愛用の毛布を載せた段ボール箱に入れられて帰って来た。明日は、チイと同じ霊場で荼毘に付す予定である。

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ちん入者

 マンションの12階ではネコも家の中で飼うしかなく、もともとベランダにも出してはいなかった。メスのチャコは、網戸でも閉まっていれば、決して外に出ようとはしなかったし、間違って出てしまったら、情けない声で泣いたりしていた。が、オスのネコを飼い始めて、どんなに気をつけても外に出たい出たいとあがき続けるヤツに負け(網戸も全部穴をあけられた)、今は、まあベランダはOKかということになっている。

 コヤツら、どこからともなく飛んでくる虫に対して容赦しない。カナブンだって、ゴキブリだって、生きては帰れない。お願いだから、死体を放置しないで、と思うが、食べる気持ちはないようである。夏には、毎日のようにアブラゼミを捕まえる。そもそもマンションの12階に、なんでセミがやってくるのかと思うが、おばかな生き物なのか、せっせとやってきては捕まっている。
 
 今夜もジージー鳴いているヤツがいるのでまたセミが来たかと思っていたら、どうもようすが変である。家の廊下の隅で、3匹のネコがネコトイレの陰の何やらを伺っている。
 そうっとネコトイレをよけたら、イエコウモリ(アブラコウモリ)がジージーギャーギャー騒いでいるではないか。

   __.jpg

 暗かったし、暴れていたし、画像が見づらくてすみません。

 末っ子が捕獲して、ベランダに逃がした。すぐに飛んで行ってくれればいいのに、うずくまっている。傷ついて飛べないと、すごくやっかいである。ネコがベランダに出ると、またいじりそうなので、家中の窓を閉めて様子をうかがった。

 しばらくしたら、またもやジージーギャーギャー叫びつつ、飛んで行った。よかったよかった。あんなのをなぶり殺して放置されたら本当に困ります。
 

我慢強いネコ

 目が開くか開かないかくらいでやってきたネコは、おそらく自分を人間だと思っていると思う。人なつこくて甘えん坊である。

 時々やってくるマゴがネコに興味を持ち始めた。近寄って手を出してもこの通り。

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 何をされても爪を立てたりしない。いやになったら、そそくさと逃げるだけである。
 他のネコはここまで寛容ではないので、マゴにもよ〜く覚えてほしいものである。

ネコはこたつで丸くなる?

 ネコは寒さが苦手だと思い込んでいたのだが、うちのネコたち(特にオス)は、洗濯物を干すときとか部屋の換気をするとき、ちょっと窓を開けただけでするりとベランダへ飛び出す。気温が0度くらいの朝でもおかまいなし(12階の我が家は、下界よりも絶対に寒いと思う)。しばらくベランダを走り回って、気が済んだら「入れて〜」とにゃあにゃあ鳴く。
 おかしいなあ、喜んで庭を駆け回るのはイヌだったのでは?

 まあ、お嬢さんのチャコはちょっと外に出てもすぐに戻ってきて、誰かのベッドにもぐりこんでいるんですけどね。
プロフィール

しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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