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不要不急

 ガソリンには長蛇の列、スーパーの棚からは水・米・パン・卵・牛乳・トイレットペーパーがなくなっている。今、被災地で一番必要な物を我先に買い占める都会人は、いったい何を考えているのか。かたや野菜や肉、魚は余っている。何も都市部で避難所生活を再現したいわけでもなかろうに。日本テレビの「スッキリ」で、テリー伊藤さんが「その人の品格が現れている」と言った。まことにその通りだと思う。
 一方、被災地で避難所生活を送っている人たちは、ろくな食事もない状態でも静かにただひたすら耐え忍んでいる。自分よりさらに悲惨な状況の人たちに対する思いやりさえある。暴動も混乱も起こさずにベストを尽くす姿勢は、一部の外国では考えられないことである。

 「不要不急なものは控えて」と呼びかけられている。ある意味、芸術やスポーツも不要不急なものである。実際、地震のあと、コンサートやマラソン大会、いろんなイベントが中止になっている。そんなものがなくてもおなかはすかないし、経済が停滞するわけでもない。「こんな時に」と中止にする気持ちもわかる。でも、がんばっている姿、スーパープレイ、美しい音楽、さまざまな感動は、必ず人々を慰め、元気づけ、明日に向かう希望を与えるはずである。人々がくたびれて、へこたれそうになったとき、力づけてくれるものだと思う。それは役に立つ「不要不急」である。
 しかし、我先にほしいものを買いあさる「不要不急」は哀しいものでしかない。被災地の人たちのがんばる姿は日本人の誇りだけれど、都会の買いあさりは醜さの象徴である。

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しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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