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町の写真館

 子どもが生まれてから何かのたびに、近所の写真館で家族写真を撮った。お宮参り、七五三、子どもが4人もいると、そこそこの回数である。生活もギリギリだったとき、正直言って撮影費はきつかったけれど、きちんとした仕上がりの写真は、我が家では『特別な思い出』だった。

 私の仕事用の写真も、子どもたちの証明写真も、いつもお願いしていた。証明写真も少し高価だけれど本当にきれいに出来上がるので、みんな信頼して撮ってもらっていた。

 末っ子に証明写真が必要になって、二人で出かけた。さすがに暑いので、制服のシャツとブレザーは持って行った。水曜日が定休日と知っていたので、わざわざそれを避けて行ったのに、入口のシャッターが下りていた。
 あれ?と思ったら、プレートが置いてあって、何と、6月末で店じまいしたと書かれていた。

  びっくりしましたよ。

 以前、読売新聞の夕刊で『家族の写真』という特集を組んだとき、大々的に載っていた店である。

 もう少し早く末っ子の証明写真を撮りに行けばよかった(部活が忙しくて時間がないんだもの)。
 娘夫婦も、ダンナが仕事から戻ったら家族写真を撮ってもらおうか、と話していた。
 今年の春に私がお願いしたプロフィール用写真が最後になってしまいました。

 そういえば、いつも写真を現像してもらったり(そういう作業が必要な時代があったね。)、写真付き年賀状を作ってもらっていたカメラ屋さんも、ずいぶん前に廃業した。あとは、お弁当屋さんになってしまった。

 駅前のカメラ屋さんは店舗を分割して、焼き小龍包の店やらに貸して、本当にちっぽけな間口の焼き増し専門店みたいになってしまった。今回の証明写真は、しかたなく、そこの入口で撮ってもらうことになった。

 町のカメラ屋さん、写真館は次々と姿を消している。

 たぶん、デジカメが発達したり、子どもの記念写真はスタジオ○○○みたいなところで、たくさんの中から選んだ衣装を着て、メイクもしてもらって撮るのが一般的になったりして、昔ながらの写真館には厳しい経営状態だったのだと思う。
  
 家族の写真というのは特別なものである。私のような年配の者にとっては、非現実的な衣装を来て(白雪姫とかね)誰の何だかわからないような写真を撮るより、本人と家族の真っ正直な写真のほうが大切な思い出になると思う。
 でも、そういうのは時代遅れになってしまったのかも。
 
 すごくがっかりしたし、これから何かと困るなあとも思う。
 撮っていただいたプロフィール用写真は「こんなの、年齢詐称じゃん」と言われるまで、使い続けるでしょう。
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しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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