スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

初めての就職先

 大昔、私が大学院の2年生だったとき、いつも伴奏でお世話になっている声楽の先生から「自分が務めている短大の講師に押してあげるから、履歴書を持ってきなさい。」と言われた。生まれて初めて履歴書なるものを書き(当時ピアノ科の学生ならいくらでも生徒が集まって、バイトに困ることはなかった)、先生に手渡した。そのままとんとんと話が進んで面接を受け、大学院修了と同時に専任講師として働くことになった。
 地方の音楽の短大には短大なりの需要もあったし(都会には出したくない親御さんや4年間の学費はきついという家庭も多かった)、開校してからまもなくて教授陣も意欲に燃えていた。当時は実力のある有名な音楽家がたくさんいらしていた。新しい音大の教育をと、半ばボランティア的に協力する先生方と一緒に、自分も勉強しながら務めさせていただいた。生徒の実力はさまざまだったけれど、年も近かったし和気あいあいと過ごした。
 結婚して専任講師を辞め、二人目の妊娠と同時に非常勤講師も退職した。数年間だったけれど、学ぶことも多かった。

 その短大が美術科も設置し、4年制大学になり、いろんな学部も増えた。が、ずさんな経営で先日解散命令が決まった。そしてついに、元理事長も逮捕された。元理事長は、私が務めていた頃の学長である。当時から経営には???が多くて、教授会がぶつかって戦うこともあった。確かに問題は数多くあったけれど、現在取りざたされているほどひどい状況ではなかった。

 たまに卒業生と話すと「学歴を書くとき、恥ずかしいので昔の学校名を書いています。」と言ったりする。自分が一生懸命学んだ場所があのようなことになるのは、本当に気の毒なことである。
 いろんな負の要因があってこのようなことになってしまったが、一番悲しいのは、勉強したい若い人たちをたくさん傷つけたことだと思う。人生のだいじな時期をスポイルされた人もいるだろうし、それを引きずっている人もいると思うけれど、くじけず次の道が開けるよう祈っています。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。