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決まっていること

 体罰のことが問題になっている。

 もの覚えが悪かったり、人生を(先生を?)なめた態度を取る子どもに手を上げれば、期待した効果が上がる、かもしれない。いや、たぶん、それに効果がある事例はたくさんあるだろう。

 けれど、教育現場で体罰を与えることは禁じられている。
 私が今言いたいのは、禁じられている方法は、効果があったとしても使ってはいけないということである。

 子弟に信頼関係があって、叩くことにも愛情が感じられれば、それをバネに勉強ができたりスポーツがじょうずになるかもしれない。それは確かにそうである。でも、「愛情をもって叩く」と「腹立ちまぎれに殴る」の線引きができないから、教師や指導者が暴力に訴えることは禁止されている。禁じられていることを「このやり方のほうがうまくいくから、決まりを破って使ってもいいんだよ。」という先生は、絶対に許されないと、私は思う。先生が決まりを破って、子どもに何を守れというのか?

  ピアノのレッスンをしていると、「何で、できないの?」と思うことはある。同じようなことを注意したらすぐ直せる子もいれば、何度繰り返してもなかなかできない子もいるし。そういうとき「○○ちゃんはすぐできるのに、あなたはダメね!」としかるのは(時々、言いたくなるけれど)、絶対に許されないことである。それは、ことばによる体罰だから。
 また、宿題に「これこれを注意して練習して来てね。」と説明して、楽譜にもていねいに書き込んでいても、それに対してさっぱり注意を払わずいいかげんに2、3回弾いたか、もしかしたら練習しなかったでしょ、ということもある。正直、「何やってるの?」と思うこともしばしば。そういう場合は、できるだけ「○○ちゃんは、気をつけて練習したら絶対にできるんだから、もう少しがんばってみよう。」という方向で話す。「宿題はちゃんとやらなきゃダメだよ」とは言うが、「○○ちゃんよりダメ」だの「バカ」「死ね」とかはもちろん言わない。
 昔のピアノの先生には、口も手も出る方がいらした。今でも、いらっしゃるらしい。運よく、私はそのような方に教わったことがない。頼まれもしないのにそこまでやる熱意と真剣さに感服はするが、自分もそうしたいとは思わない。

 
 話は戻るが、決まりは決まりである。体罰は禁止されている。その方法に効果があるとしても、使ってはいけないのである。教える立場の人が、自分の判断で決まりごとを破るのは、子どもに説明できない行為である。
 スポーツ選手が「筋肉増強剤を使えば体格がよくなり試合に勝てる」としても、「禁止されているから、使ったらオリンピックのメダルも剥奪される。」のと同じである。決まりだから体罰を使っちゃダメ、という単純なルールである。
 単純なルールだからといって、一個人が例外を決めて踏み倒していいことにはならない。ルールが間違っていると思うなら、改正するための働きかけをするのはいいと思うが、勝手に無視することは許されない。

 決まりは守る、これがすべてである。
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しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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