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「つなみ」

 「大地」で有名なパール・バックが、日本の漁村のことを書いた本である。パール・バックはアメリカ人の女性だが、「大地」は中国の物語だし、日本にも住んでいたことがあるらしい。

      tsunami

 小さな漁村で火山が噴火し、津波が来る。海辺の集落はあっけなく流されてしまい、高台の長老の家に避難した人たちだけが生き残る。山のほうで農業を生業としていた夫婦が一人の孤児を引き取る。心の傷をいたわりながら、自分の子ども二人と一緒に大切に育て上げる。父親は大きくてたくましい。戦後まもなく書かれた物語である。

 悲劇も喜びも淡々と語られる。アメリカの読者にわかるように日本の習慣を説明する文章もほほえましい。たぶん、大震災直後にはこの本を読もうとは思わなかっただろうが、読んでみて日本人の潔さ・誠実さ・屈しない精神に感動した。パール・バックが日本人をこのように見ていたと思うとうれしいことである。

 短く読みやすい小説なので、中学生あたりにも読んでほしいなあ。

      
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しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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