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引継ぎ

 ご縁があって、先週面談にみえた小3の女の子のレッスンを引き受けることになった。私は存じあげない先生が小さいときから教えていらしたのだが、本人が「音楽の道に進みたい」と言い出して、その先生は「それなら、私よりは他の先生を」とおっしゃり、知人のつてで私のところにくることになった。何故か最近さらに生徒が増え、もうそろそろ限界かなと思っていたのだが、ちょうど受験でお休みする子がいたので、思いきってお受けした。
 私だって、受験生なんて滅多に持たないし(なんたって、最強のアマチュア軍団を目指しているし)何ができるかはわからなかったけれど、素直で勘のいいお嬢さんなので、「がんばれるところまで一緒にやってみましょう」ということになった。といっても、目標は高校受験。早速今月から通ってくることになったが、お母さまに、これまで習っていた先生の連絡先をお聞きした。週明けに電話しようと思っていたら、今日午前中先方からお電話をいただいてしまった。
 とても物腰の柔らかな感じの先生で、「手が小さいので無理に曲を進めるのもどうかと思い、のんびりしてしまいました。」とおっしゃったが、全然そんなことはありません。変なくせは全然ついていないし、毎日しっかり練習してきたのがよくわかる。それに私自身も子どもが無理やりに難しい曲を弾くのは好きでないので、かなりのんびり教えているほうだと思う。何より、子どもが小さいときからピアノを続けてきて、「ピアノってすてき。ピアノを弾く人になりたい。たいへんでも、いっぱい練習するぞ。」と思えるようなレッスンを重ねていらした先生に頭が下がる。「よろしくお願いします。」「こちらこそ。これからも見守ってあげてください。」とご挨拶して、電話を切った。
 先生の仕事って、今このレッスンで何かをできるようにすることではなく、正しい方向付けをしてあげることなのではと思う。正しいと同時に、「こういうふうに弾けば、上手になるかな。明日もがんばるぞ。」とやる気を引き出していく流れも大切である。子どもを教えていてよく感じるけれど、「教えてあげた」というより「本人が継続したから、できるようになった。」と思うことも多い。子どもの進歩は畏るべしで、レッスンで全くできなくても、「本当はこうしたいなあ」という方向さえつかんでさえくれれば、今日できなくても明日、明日できなくても明後日には自然に身についたりする。私がやっているのは、ささやかなお手伝いだけなのかもしれないなあ。無理やり弾かせてレッスンでできても、やる気を削いでしまえばそこまでだものね。
 ともあれ、すてきな先生に恵まれてここまで進んでいらしたお嬢さん、楽しくレッスンしていけるよう、バトンタッチした私の責任は重いかも。
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しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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