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ペーターという名のオオカミ

 今週は電車で移動する仕事が多いので、本がたくさん読める。パターソン著「星をまく人」那須田淳著「ペーターという名のオオカミ」を読了。
 「星をまく人」はものすごくせつないストーリーだった。ある意味現代的というか。お父さんが強盗で刑務所にいて、お母さんは11歳の主人公エンジェルとその弟に対してほとんど育児放棄している。エンジェルは学校で習ったとおり、「人間は五大栄養素」を摂らないといけないとか、規則正しい生活が大切とか、必死で考えながら弟の面倒を見ている。その姉弟を、母親は父親のおばあさんに無理やり預けていなくなってしまう。エンジェルは、朽ち果てたような生活をおくるおばあさんの世話もしながら、なんとかまっとうな生活を維持しようとするのだが。エンジェルのけなげさと過酷な状況に、心の痛む小説である。でも、最後には、安易なハッピーエンドではないけれど、家族の絆や優しい心を取り戻せそうな、ほのかな明るさがやってくる。パターソンさんの作品は、どれもほろ苦いけれど暖かい。
 「ペーターという名のオオカミ」は日本人の作品だが、今ワールドカップで話題のドイツが舞台である。31323192.jpg
東西ドイツの悲劇をからめつつ、捕獲されたオオカミの子を仲間のもとに、野生にかえそうとする二人の少年の冒険を描く。どんどん先を読めるが、中身もぎっしり詰まっている感じ。なかなか楽しめました。
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しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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