スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

トモ、ぼくは元気です

 この本は、やっぱり中学生くらいのほうが読みやすいだろうと思うけれど、小学生の話なので児童文学にしておきます。31761011.jpg
今年度の子ども未来財団「児童福祉文化賞」出版部門推薦作品にもなった(蛇足だが、この文化賞のトップ「ピリカ、お母さんへの旅」という絵本は、私の高校の同級生の作品である)。作者の香坂直さんは、デビュー作「走れ、セナ」で第45回講談社児童文学新人賞佳作を受賞した期待の新人である。
 障害児の兄を持つ和樹は、兄を守らなければというプレッシャーと母の期待にぶっちぎれて、浪速の祖父母の家で一夏過ごすことになる。この、祖父母の理髪店がある商店街の雰囲気がすばらしい。いや、活気あふれるにぎわったところではなくて、関西弁とびかう鄙びた通りである。イマイチ商店街、っていうネーミングもすごい。関西弁も、めっちゃええやん。この小説のいすごいなあと思うのは、空気の匂いまで伝わるかと思える細かな描写である。何でもない言葉を重ねながら、情景や登場人物のキャラクター、和樹の葛藤などをていねいに描いている。ストーリーももちろん面白いけれど、文章を読むことそのものが気持ちいい。早く読み終わりたいではなく、いつまでも読んでいたい感じ。久しぶりに、お気に入りにいれようかなあ。
 というわけで、続けて「走れ、セナ」も読んでみようと思う。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。