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再会

 子どもの頃、クリスマスや誕生日のたびに、一冊ずつ本を買ってもらっていた。何度も何度も繰り返し読んだ本に、「フェージャかえっておいで」「ぼくの黒うさぎシャデラク」「小さい水の精」などがある。あるクリスマス前には我が家に段ボール3箱(だったと思う)が届き、中にはぴかぴかの本が詰まっていた。普通の児童文学全集とは違う、40年前に「イマドキ」だった児童文学が収められた20冊。私は全部読破したし、気に入ったのは何度も読んだ。
 うちでは父が転勤族だったので、転勤するたびに本を処分した。川口に越してきたとき、「もうこれは読まないでしょう。」とおばば(いや、そのころはおばばじゃなかったが)がその「国際児童文学賞全集」20巻を、近所の児童文化センターの図書室に寄贈した。寄贈したのがかれこれ30年以上前の話。
 大学生になった妹がスペイン文学を学び、卒論にマトゥーテという作家を選んだとき、その作家の唯一の邦訳作品がその全集に入っていたことを知った。絶版で手に入らなかったので、妹はその児童センターに行って、「寄贈した本の中から、あれだけ返してください。」と言ったが、「いらないといった本を返せとは、とんでもない。」と一喝された。どうせ古くさい全集の本なんか、誰も読みそうにないのに(それを寄贈したわけなんだけど)、と少々憤慨したのを覚えている。
 さて、児童文化センターはとうになくなってしまい、図書室の本も処分された(と思っていた)。先日ひょんなことから、川口の図書館の検索でその全集が共同書庫にあるのを知って、もう一度読みたいと思い、今日それを借りに行った。書庫から出してもらった本は、懐かしい小豆色の装丁。よく見たら、児童文化センターの印がある。080306_2036~02
080306_2109~01
中には「寄贈」のはんこも。ということは、これは私の本じゃないの!本当に、びっくり。
 おそらくは、40年前に図書館で購入した本は、いろんな人が借りたりして相応に古びてしまったのだと思う。私たちの本だってそんなにきれいではなかったけれど、こちらのほうがましということで、絶版本の記録用に保存されていたのでは?
 第1巻の「まぼろしの白馬」は私の「お気に入り」にも載せている。
   お気に入りの本~まぼろしの白馬
 第2巻から借りて、20巻まで読むつもり。思わず躍り上がってしまうような、うれしい再会でした。
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しおん

  • Author:しおん
  • 4人の子どものうち、1人は結婚し孫もできました。まだまだ子育ては続きますが、日々格闘しながら、ピアノと向かう毎日。大好きな本のこと、ベランダの緑、趣味の手芸もご報告していこうと思っています。
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